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子供の頃「女の子が芋虫飼うなんて!」と母親になじられつつもキアゲハの幼虫の飼育に熱心だった私。 そんな私が、ここ数年一番魅せられているのが、このモナーク。^^ 数千キロを飛ぶ「渡り蝶」である彼らのうち、ロッキー山脈西側の個体は南カリフォルニアで越冬をする。 越冬は冬眠とは違うので、気温が高い日にはこうしてヒラヒラと飛び回る姿を見ることができるのである。 そういえば... ここの植物園内には、モナークが卵を産みつけるトウワタがあちこちに生えていたはず... と思ったら、やっぱり!!! トウワタの枝に舞い降りて、尖ったお尻をちょいっと曲げたと思ったら、ホラ、今、産卵してる! 小さな小さな卵、見えるかな?^^ 産卵をした蝶は、パッと飛び立ってまた他の枝へ... あはは、あまりにも小さくて見つけづらいよね~。(笑) では、接写してみましょう。 卵はホントに小さくて、その高さはおそらく1ミリ程度。 モナークの♀は、一匹がなんと700もの卵を産むといわれている。 園内にあるトウワタをよく観察してみると...ホントにたくさんの卵が産みつけられていた。 オレンジのブツブツしたのは...アブラムシ、だよね? ここの植物園は、なるべく自然の中に近い状態で植物を保護してあるので、 アブラムシ退治などはあえてしないのかもしれない。 いや、それとも、トウワタにはモナークが卵を産みつけることを知っていて、 モナークの幼虫を守るために、彼らをも殺してしまうであろう殺虫剤は使わないようにしてるのかな。 小さな卵は、よく見ると芸術的ともいえる、細いラインが縦に入っていて、それはなんとも美しい。 あ、まだ生まれてまもない小さな幼虫がいるよ。 そのそばには、またもう一つ卵があるね。 その周辺にポツポツ落ちてる黒いのは、幼虫の糞。 食べて、出す。大きくても小さくても、生き物はみんな同じなんだよね。^^ こちらはだいぶ大きくなった幼虫。 派手な模様は、自分には毒があるから食べると苦しむよ!鳥に教えているためといわれている。 (モナークの幼虫はトウワタに含まれるアルカロイドを体内で毒化する) 食べることは生きること。 食べて、食べて、どんどん大きくなる幼虫。 そして、誰に教わったわけでもないのに、こうしてぶら下がって、サナギになる準備を始める。 サナギの中ではヒトには想像もつかない体の変化を迎え、やがて蝶となって飛び立つわけね。 (こんなふうに、すでに空っぽになったサナギしか見つからなかった。^^:) 卵を産むだけ産んだ♀のモナークの寿命は、そこで尽きてしまうらしい。 そうやって、命のバトンタッチが行われているのである。 小さな卵から孵って、無事に蝶となったモナークは、今度は世代交代を繰り返しながら つまり、途中で産卵し、その子供たちが親の意志をを受け継ぐかのように、北へ向かって飛ぶ。 数世代前の個体が暮らしていた、数千キロ離れたはるか遠くの土地まで、 その美しい羽がボロボロになろうとも、ひたすら飛ぶ。 私がモナークに惹かれる理由は、美しいからだけではなく、その逞しさでもある。 わずか1ミリの卵には、いったいどれくらいのパワーが眠っているのだろう。 ↑頑張るモナークたちにポチっと応援ありがとう♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2010-01-08 01:35
| Nature
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