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とっても可愛いオヤジに出会ってしまった。
みるからに図々しそうな顔も、 その野太いダミ声も、 ラクできるものならとことんラクしようじゃないか...というその態度も、 脂肪がギュウギュウに詰まっていそうなその図体も、 なぜか憎めない。 それどころかなんだかラブリー♪ そう、こーんなにデッカイ、野生のアザラシのオヤジ。 場所はオレンジカウンティ内のNewport Beach。 そこには地元の人にも観光客にも人気のPier(=桟橋)がある。 桟橋の上には釣り糸を垂れている人が何十人もいるのだが、彼らが釣った魚のおすそ分けを貰おうと、ときおりこんな図々しいアザラシが水面から愛想を振りまいているのだ。 続きは↓をクリックね。^^ アザラシというと黒目がちのまん丸な目が愛らしく、日本でもどこぞに迷子のアザラシが現れたといっては名前までつけられたりしたほど人気の生き物だが、海にいる野生のアザラシたちが、いつもそんなゴマちゃんみたいな可愛いコばかりとは限らない。 写真ではイマイチ大きさがわからないかもしれないが、桟橋の上から見ていてもかなりの大きさだった。 顔つきだって、あどけないゴマちゃん顔ではなく、下町のオヤジ風。 なので勝手にアザラシオヤジと呼ぶことにする。 クシャミまでなんだかオッサンくさいぞ... このアザラシオヤジ、釣り糸を垂れている人のちょうど下に行くと、そのダミ声で「グワァゥ!グワァゥ!」と魚を催促するのである。 誰かがバケツの中の魚をひょいと取り出し彼に向かって投げてやると、あっという間にひと飲み。そしてまた「グワァゥ!グワァゥ!」」... それ以上魚をもらえないと悟ると、今度は場所を移動して別の釣り人に同じことをしている。 オマエ、野生動物のクセして自分で餌を捕ろうという気はこれっぽちもないんかい!! 実は近くにもう一頭、別のアザラシがいた。 こちらはまだ小柄なコで、海の中をスイスイと器用に泳ぎまわり獲物である魚を捕っているようだ。人間に媚びてオコボレを貰おうという気はないらしい。 エライねぇ、キミは... ...っていうか、これがフツーの野生のアザラシの姿なのでは...? このアザラシオヤジは以前たまたまおすそ分けを貰ったときに、その味を占めてしまったのだろう。「こりゃーラクチンでええわ」と。 サンディエゴに住んでいたときは、ラホヤの砂浜に寝そべるアザラシたちの姿を何度も見にいったものだ。チルドレンズ・プールと呼ばれるそこは、本来子供たちが安全に海で遊べるようにと(かなり昔に)作られた場所らしいのだが、今ではすっかり野生のアザラシたちに占領されている。しかしそこにいた何十頭のアザラシの中にだって、人間に餌をねだっていた奴はいなかったぞ。 数羽一緒になって飛ぶのはカモメではなく、なんとペリカン。 羽を広げるとその大きさは想像以上で、まるで翼竜のよう。 ユーモラスに描かれることも多いペリカンだが、空中のかなり高い位置から海中の魚に狙いをさだめ、一気にダイブする姿はいかにもハンターといった風で、精悍で力強い。 日が落ちだすとあっという間に冷え込むのがビーチというもの。 なので今日はこれでおしまい。 またイルカの姿でも見られるかと思ってたけれど、そっちの運は今回なかったらしい。 でもアザラシオヤジに笑わせてもらったからいっか。^^ Top▲ |
by mari_ca
| 2007-06-01 06:26
| 海獣
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