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焦げ臭い山をあとにして、Pismo Beachへと向かう。
地図を見ながらたどり着くと... なんとここはDunesと呼ばれる砂漠地帯があるのだった。 以前このDunesのことは話に聞いたことがあったが、どこにあるのかまでは知らなかった。 そっか、Pismoにあるのか... ※Oceano DunesのHP(英語のみ) 海岸沿いにあるこの砂漠、ただ単にビーチの砂浜が広くなったものとは大違いらしい。 帰宅してから調べたところ、Dunes全体の広さは3,600エーカー。 ...って言ってもどれくらいかわからないよね。 私だってピンとこないさ。 ネット上の無料Converterを使って調べると... およそ1,457ヘクタール=およそ14.5平方キロメートル。 なんとこのConverter、面白いことに「タタミ何畳分になるか」まで出せる。^^ それによると、3,600エーカーとはなんとタタミ8,993,014畳分に相当するらしい。 で、この3,600エーカーのうち、1,500エーカーが、サンドバギーとかデューンバギーなどのオフロードの乗り物用に開放されているのである。 1,500エーカー、つまりおよそ6平方キロメートル=タタミ3,747,089畳の広さで遊べるわけだ。 こういったオフロードバイクで遊ぶのはやっぱりというかなんというか、全員ではないにしろ、男性が多いだろう。 子供の頃、公園の小さな砂場で遊んでいた男の子が、大人になってこーんなに広い「砂場」で遊んでいるのかと思うとなんだかおかしい。 しかしDunesのこの広さ...当然ながら徒歩ですべて見るのは無理! 私たちがテクテク歩いたのは、全体の数百分の1くらいだろう。 ちなみに、こういうオフロード用の乗り物を趣味とする人は、この辺りでは決して珍しくない。 ピックアップトラックの荷台にそういった乗り物を積んでフリーウェイを走っている人を見かけると、遠くアリゾナ近くの砂漠まで出かけて行って遊ぶのかと思っていたのだが、ここに来る人が多いに違いない。 それにサボテンしかないアリゾナ近くの砂漠よりも、目の前に海が広がるビーチ沿いのここのほうが断然眺めも良さそうだしね。 まあ私たちは残念ながらそういった趣味も経験もないので、徒歩で駐車場の近く、Dunesのほんの一部をテクテク歩き回っていただけだった...のであるが、ビーチである物体を見た途端、「それ」に目が釘付けになってしまった! 何を見たかというと... 続きは↓をクリックね。^^ なんと、それは赤いハーネスをつけ、飼い主と一緒にビーチをお散歩するブタ!^^ いや~ペット用のブタがいるのは知っていたし、TVやネットで見たこともある。 でも、実際にこうしてペットとして飼い主とあちこち出かけるブタさんは初めて見た~! そばにいた飼い主らしき男性に、「この可愛いブタさん、あなたのペット?」と聞くと、ニコニコしながら「Yeah」と答えてくれた。 きっと私みたいに興味を持って話しかけてきた人は今までにた~っくさんいたのだろう。 あれこれ質問する私たちに楽しそうに答えてくれる。 このブタさんは11歳で、ベトナミーズ・ポットベリーピッグという種類だとか。 「よく海に一緒に来るの?」と聞くと、「週に5回は来るよ」だって! 最初に見たときはびっくりしたけど、じっと見てるとなんだか可愛いの、このブタさん♪ ブス可愛い...って感じかもしれないけどね...^^; ポットベリーピッグとは? 「ビーチを散歩しながら美味しそうなものが落ちてないか探すのが大好きなんだ。彼女なりにビーチの掃除に貢献してるってわけ」 飼い主の男性はブタが可愛くて仕方ないといった風に話してくれた。 一応ハーネスをつけてはいるものの、別にヒモをつけるまでもなく、男性の後にしっかりついていっている。 ホントに「ビーチ散歩」に慣れてるといった感じなのだ。 って、まあ週に5回も来てるのなら、彼女にとってはここは自分の庭みたいなものだろうけど。 写真撮ってもいい?と聞くと「Sure!」とのことだったので、こうして何枚か撮らせてもらったというわけである。 実はブタさんの名前聞くの忘れちゃったんだよね。 やっぱり犬とか猫みたいに、名前を呼ばれると来たりするのかなあ。^^ その後、一人と一匹はのんびりゆっくり、夕陽を見ながらビーチの散歩を続けるのであった。 なんだか微笑ましくて可愛いな~。 このコンビ、毎日毎日、たくさんの人の注目を集めてるに違いない。^^ このブタさんを見ていて思い出したエピソードがあった。 以前の同僚だったアメリカ人女性が話してくれた、彼女の子供時代のブタの思い出である。 アラバマ州の農場で生まれ育った彼女は、3人の弟たちと、1匹の子ブタを可愛がっていた。 ペット用のブタではなく、経営する農場にたくさんいたブタが産んだうちの1匹で、ウィルバーという名前をつけて毎日一緒に遊んでいたのだという。 ある日、いつも目の届くところにいるウィルバーの姿が見えない。 食いしん坊のウィルバーが、夕食の時間になっても姿を見せないのは珍しいのだ。 ディナーの席で、彼女はふと口にした。 「朝からウィルバーがいないの。どこに行っちゃったのかしら」 するとお父さんはいかにも平然とした口調で言ったのである。 「お前ら今食ってるじゃねえか」 ... ... 一瞬動きが止まった4人の子供たち。 次の瞬間、手にしていたフォークもナイフもそのまま落とし、「うわ~~~~~~~~ん!!!」と、4人の大泣きが始まった。 「あの時は4人で『父親暗殺計画』を立てたわ。実行しなかったけど(笑)」と彼女は笑った。 まあ農場なのだから、飼っている動物、というか家畜がこうしてテーブルの上にのぼることはそれまでにもあったに違いない。 でも、おとっつぁん、何も子供たちが可愛がってた子ブタがその夜のディナーだなんてバラす必要はなかったと思うんだけどねぇ...^^; 赤いハーネスが似合うこのブタさんは、そんな世界を知らなくてホントに良かったね...である。 ←ペットのブタさん、なんとなく可愛いかも...と思ったらポチっとね♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2007-09-03 09:00
| 動物
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