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え~、日本よりやや遅れてクリスマス・イブである。
でも何にもしないよ~、うちは...^^; 子供の頃はクリスマスって何をしてたんだっけか?と思う。 実家にはなぜかクリスマスツリー用の小さい木があって、毎年その時期になるとその木を家の中に持ち込んで飾りつけをしたような記憶はある。 あの木は高さ50センチくらいだったと思うけれど、家の中に持ち込んだということは鉢植えだったのか? サンタクロースの存在も信じていたという記憶がない。 空を飛ぶトナカイに引かれたソリに乗って、世界中を飛び回ってオモチャを配る白人の老紳士なんて、そんなのいるわけないじゃん...と小ばかにしていたのかも... なんだか子供らしくない、というか、可愛げのないガキだったに違いない。 Jは、小さな頃はサンタの存在を信じていたのだそう。 ただし、兄4人と姉1人の一番したで育ったせいか、残念ながら兄姉たちによって「サンタはいない」という事実に直面する羽目になったらしいが。^^; アメリカの子供は、結構サンタの存在を信じているらしい。 日本の子供たちはどうなのだろうか? クリスマスイブの晩、子供たちが寝静まった頃にサンタクロースはやってくる。 キッチンのテーブルの上には、コップに入ったミルクもしくはココア。 それとお皿に乗せておくクッキー。 これらはサンタに対する「お疲れ様です。これをどうぞ」という報酬+持ってきてくれるプレゼントに対するお返しだ。 もちろん、ツリーの下に子供たちへのプレゼントを置くのは親の役目なのだが、いかにもサンタがやってきた...と子供に思わせるため、お皿の上のクッキーをちょっとかじったりしておくらしい。^^ クリスマスの当日、眠い目をこすりこすり起きてくると... ツリーの下には自分の名前が書かれたプレゼントが! キッチンからは七面鳥をオーブンで焼くいい香りがし、テーブルの上のクッキーも食べたような跡がある! サンタクロースはホントに来たんだ! 暖炉の前に吊るした靴下(ソックスではなくストッキング。でも日本でいうパンストのことではなく、長靴下のこと)にも小さなプレゼントが詰まっていて... なーんて、こんな、昔の映画に出てくるようなクリスマスの演出をしている家族は、現代のアメリカでいったいどのくらいいるものだろうか。 映画「A Christmas Story」にも、母親が大反対したために諦めていたオモチャのライフルを、父親がこっそり買っておいて、クリスマスイブの夜にそっとと部屋の隅に隠しておき、翌朝すべてのプレゼントの包み紙をビリビリと開け、ああ、やっぱりあのライフルはなかった...と内心がっかりしている主人公のラルフィー君に、「ほれ、あそこに見えるのは何だ?オマエ、ちょっとあれが何か確かめてこい。プレゼントみたいに見えるぞ」...と喜ばせるシーンがあるが、それと同じようなことを父親によくやられたよ...と元夫はいっていたっけ。 まあ、子供がいればそんな演出も楽しいかもしれない。 大人ばかりのクリスマスは、義理という名のラッピングペーパーに包まれた「とりあえず何か買ったからいいだろう」というプレゼントを、当日ないしはクリスマスに近い日に家族や親類内で交換するのが一般的らしい。 この、おそらくほとんどのアメリカ人が「めんどくせー!!!」と思っているに違いないプレゼント交換の習慣には、結婚していた当時の私自身も辟易していた。 ショッピングモールはこのための買い物客で普段の数十倍は混んでいるし、駐車スペースを確保するだけで1時間かかった...なんてザラである。 おまけに...こういうことを言うのはいかにも性格悪そうなのだが... はっきりいってどうでもいいものばかりもらったことを覚えている。 全然趣味じゃない、チェリーピンクに花のモチーフのアクリルのセーター。 おばあちゃんちにでもありそうな、電話のそばに置くメモ用紙入れのカゴ。しかもそれが紫×ピンク... 目の覚めるようなグリーンの、マフラーに耳あて(って今でもいう?)。 いかにも安っぽい、ステンレススチールのイヤリング。 そして「肥えよ肥えよ」とささやきかけてくるようなチョコレートの大箱。 なんでそんなものばかりもらうのか...というと、結局人によっては何十人分ものプレゼントを用意する羽目になるので、一人一人にかける金額が少ないことが一番の理由だと思うのだが、やっぱりプレゼントのセンスが悪いのだろうか、一般的なアメリカ人というのは?? (もちろんリッチな階級の方々は高価なプレゼント交換をするのでしょうが、ワタクシには未知の世界です...^^;) そんなことを考えるくらいだから、私自身は離婚をきっけけにこのプレゼント戦争から足を引くことができて嬉しかったのを覚えている。 当然というかなんというか、Jとのクリスマスプレゼント交換も、私の希望で今はおこなっていない。 (出会って2年くらいはプレゼントを買っていたような記憶もあるが...あ、誕生日にはプレゼントあげるよ♪) 本音をいったらそれがJにはちょっと物足りないらしい。 自分が何ももらえないから、ではなく、プレゼント交換というイベントがない、という現実が。 けれど、私は自分で欲しい小物はお金をためて買うという癖がついている人間だし、「じゃあ欲しいもの言って!それを買ってあげるから」といわれても、「新しい車...」くらいしか思い浮かばないではないか!^^; つまるところ、何も欲しいものがないのである。 (それは私が欲しいものはすでにすべて持っている、という意味では決してないけれど) そんなこんなで今日、クリスマスイブも、たくさんのアメリカ人が必死になってプレゼントを買いあさっている。なんとかして明日のクリスマスまでに間に合わせないと... 問題は「その人のために心を込めて喜ばれそうなプレゼントを選ぶか」ではなく、「明日までに間に合うかどうか」なのだろう。 ショッピングモールはそんな人たちで戦場と化しているはず。 そして明日のクリスマスはおそらくほとんどの店が閉まっているので、今日とは打って変わって静まり返ることだろう。 そこまでして、お義理や義務感から必死にプレゼントを交換するアメリカ人の習慣というのも、なんだか理解しがたい。 けれど、もっと理解しがたいのは、クリスマス翌日の26日の朝、貰ったプレゼントが気に入らなかったので、自分の好きなものと交換しようとデパートやディスカウントショップ系でも列を作って並ぶアメリカ人だ。 返品&交換しようとする人たちのせいで、ショッピングモールはまたもや大混雑... 彼らには「気に入らないけど頂き物だから...」という感情は皆無らしい。 実は昨夜、Jは義兄からクリスマスプレゼントとしてデジタルビデオカメラを貰ってきた。 ところがJはこういうのである。 「レシートが入ってない...あったらこれ店に返品して、そのお金で自分が欲しいものと交換しちゃうのに。だってビデオカメラ持ってるもん...」 ...アンタたち、最初っから商品券でも交換しあったらどうよ?!?!?! ←義理だなんだで悩むのって日本人だけじゃないんだ...と思ったらポチっと♥ 丸猫美術館は期限限定の企画ではありません。^^ 随時作品募集しているので、いつでもお気軽にご参加ください! Top▲ |
by mari_ca
| 2007-12-25 03:01
| 異国文化
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