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アメリカの母(後編) 母親を名前で呼び捨てにできますか?
(今回使用した写真は内容とは関係ありません)

自分の親に呼びかけるとき、何ていう?

一般的なのは「お母さん」
ほかには「ママ」とか「母さん」

「おふくろ」なんて本当にいう人っているの?
うちじゃふざけて「おかん」なんていったこともあったけど、
それって関東ではきっと一般的じゃないよね。^^;
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アメリカだと...「Mom」が一般的だろう。
日本語の「ママ」とはニュアンスがちょっと違うかもしれない。
だっていくつになっても自分の親のことは「Mom」って呼ぶ人がほとんどだもの。

アメリカ英語の場合しか知らないが、「Mom」は日本でいう「お母さん」のようなもの。
日本語でいう「ママ」は米語だと「Mommy」であって、これは小さな子供が使う言葉。

ま、それはともかく...
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私がいまだになじめないのは、自分の母親に対して、もちろん毎回毎回ではないが、状況によってはファーストネームで呼びかけることができるアメリカ人の感覚である。


今日はちょっと比較文化論風に...^^
続きは↓をクリックしてね。







たとえばJ母。
彼女の名前はDというのだが、JはいつもはMomと呼びかけるくせに、
時と場合によってはDと名前で呼ぶのである。

どんなときに母親のことをDと呼ぶかというと...
彼女の言動に意見するようなとき...
J父(実際には養父。シングルマザーだったJ母とかつて婚姻関係にあり、事実上少年時代のJの父親役であったが、血縁関係はない。J母とはその後離婚したが、今でもいい友人らしい。Jにとって父といえばこの人)の声や口調を真似て「Dよ、それにはオレはあんまり賛成しないぞ」...のような感じで、MomではなくDと呼ぶのである。
(つまり、フザけたニュアンスも若干入ってるわけ)

でも、J母も別にそれをなんとも思ってなくて、彼らにとっては普通の会話らしい。

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そういえば、アメリカでいまだに人気の高いアニメ、「シンプソンズ」の中でも、
悪ガキ・バートくんが父親に向かって「ホーマー」と名前で呼ぶ場面がときおり登場する。

私の元夫は、二度目の母親のことを下の名前で呼び捨てにしていたけれど、あれは子供心に継母のことを「Mom」と呼びたくなかった抵抗心が彼と姉にそう呼ばせ、それが大人になってもそのまま引き継がれただけ...といっていたので、これはちょっと違うかな。


まあ、それはいいとして...

はっきりいうけど...私がうちの母親に話しかけるときに下の名前で呼んだりなんかしたら...

親に向かってなんて口のきき方をするんだ!!

と怒鳴られるのが必至だと思うわけ...^^;

でも、それって日本だと別におかしくはないよねえ?
これ読んでくれてる人の中で、自分の親に向かってファーストネームで呼びかけられる...って人は果たしてどれくらいいる??
(私が知ってる限りだと、マンガ「有閑倶楽部」の魅録くらいだぞ。^^ でも、あれも「サン」付けだよね)


一般的なアメリカ人は、相手がどんな立場であろうと、たいていはファーストネーム、もしくはニックネームで呼び合っている。

会社の上司も社長もファーストネーム呼び捨て、仕事で出会ったばかりの人も呼び捨て。
スタバに行けば出来上がったときに呼ぶためにファーストネームを聞かれるし
どんなにお堅い場所だろうが、役所だろうが、まるで昔からの友達のように、当たり前のように下の名前を呼び捨てにされる。
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でもこれは、以前学校で習ったことがある。

アメリカ人がお互いの名前を呼び捨てにするのは、彼ら流のPolite Fictionなのだとか。
Polite Fiction、つまりPolite(丁寧な) Fiction(作り事)。
社交辞令、文化的タテマエ、表面上をスムーズにしておくためのウソっぱち。
「儀礼のための虚構」と訳している人もいて、なるほど...と思った。

で、名前を呼び捨てにすることがどうして「儀礼のための虚構」なのか...というと...

私とあなたの、社会の中における地位の違いなど、今は一切関係ありませんよ...
アナタモワタシモオナジニンゲン...
...というのを無言で強調しようとしているから...なのだという。

だから、Mr.Mrs.は抜きにして、ファーストネームで呼び合う習慣ができたらしい。
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けれど、それは日本を含むいくつかの国々では決して通用するものではない。

なぜなら、日本などでは「私とあなたは平等の立場」ではなく、「あなたは私よりも上の立場」を無言で強調することが、「儀礼のための虚構」になるからであるらしい。
つまり、「さん」づけすることによって、自動的に自分よりも相手を上に上げる...のが、日本でのPolite Fictionなのだとか。
事実、見知らぬ人や年下の者に名前を呼び捨てにされたら不快に思う人も少なくないだろう。

以前私は、アメリカ人の知り合いに
「日本語ではどうして、身内である父親や母親を呼ぶときに「おかあサン」「おとうサン」と、よそよそしい「サン」をつけなくてはいけないのだ?」
と質問されたことがあるのだが、そのときは自分でもその理由をよく理解していなかったので
どうもうまく答えられなかったことを覚えている。

でも今度同じような質問を受けたら、このPolite Fictionとやらを持ち出してみれば
もう少しうまく説明してあげられるかもしれない。
ただ、いくら説明したところで、日本のそういったPolite Fictionを、まったく逆のPolite Fictionを実践するアメリカ人がどこまで理解し、納得するだろうか...とも思うのだが。




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話がそれてしまったが...
でも、そう考えると、Jが自分の母親のことをファーストネームで呼び捨てにするときの状況というのが見えてくるような気がしないでもない。

つまり、母と息子という「上下関係」は関係なしに、自分は一人の人間として、相手の母親も一人の人間として、平等に意見したいときに、「Mom」という、母と子供という関係を出し切っている呼び方は邪魔なのかもしれない。

もちろん、彼らはそういった状況でそんな理屈っぽい心理など意識したこともないだろうけど。
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しかしこれも100%のアメリカ人に当てはまるというわけではない。
この辺はやっぱり個人の差が出てくるので、自分の子供に名前で呼び捨てにされるなんて
どんな状況であれマッピラだ...という人も当然ながら存在する。
故に、国民性とかお国柄というものを、個人のレベルに持ち込むことは難しい。

ところで、郷に入れば郷に従え...ということで、
私はJ母のことをDと名前で呼び捨てにしている。
最初はそれにも馴染めなくて、「J's mom」などと呼んだこともあったのだが
やっぱりDと呼んだほうが自然なのだ。
Jの友達もみんなJ母のことをDとファーストネームで呼んでたしね。
当然、Jの叔父や叔母のことも、同じようにファーストネームで呼び捨てである。





そういえば、結婚していた頃、元夫が聞いてきたことがあった。

キミの両親のこと、ファーストネームで呼んでいい?





絶対ダメ
(つーか、想像つかんぞ、そんなシーン...)




え?そうなの?じゃあ何て呼べばいい?

しばらく考えて、答えた。

「オカアサン」「オトウサン」でいいよ。
日本語でも普通、義両親のことはそう呼ぶだろうし。


でもキミの両親は僕の親じゃないのに、そう呼ぶのは変じゃない?




下の名前で呼び捨てにするほうが絶対変


結局、元夫はカタコトながら「オカアサン」「オトウサン」と呼んだ...のかなあ??
4人で会うことは滅多になかったから、よく覚えてないや...^^;



実は、Jは私の両親に会ったことがない。
前回私の両親がこっちに来たのは2年くらい前だと思うのだが、当時は私とJが一緒に暮らしてなかったばかりか、Jもちょうど同じ時期にJ母を訪ねてイリノイ州に行くことになっていたので、タイミングが悪く、顔を合わせる機会が持てなかったのである。

×1の私が再婚願望ゼロということもあり、私たちは籍は入れてはいないし、結婚しなければならない理由というのが見つからないので、今後も入れる予定はないのではあるが、それでもいつかJが私の両親に会う日は成り行きで自然に来るだろう。

問題はそのときである。
Jが「キミの両親を何て呼んだらいいのか?」と聞いてきたとき、答えはいかにすべきか?
結婚してないから、オカアサン、オトウサン...も変な気がするし...

でも、ファーストネームで呼び捨ては...絶対もっと変!
何より想像がつかないってば...^^;

はて...どうなるんでしょう、実際にこの日が来たら...??




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※メインの写真は、Jのイトコが飼っている生後9ヶ月の黒猫、Ozzyくん。^^
黒味を強くするためにフォトショップでレベル調整してから、ポラロイド風に加工しました。
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Top▲ | by mari_ca | 2008-06-25 01:27 | 異国文化

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