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汚れてたって、気高く、美しい
JのイトコのF君が家族と住んでいる家の、そのの隣りの家には...いつも数匹の猫たちがいる。

多いときは7~8匹がゴロゴロしていて...隣家であるF君たちの家の敷地内まではみ出していたりもする。

飼い猫なのかな?と思っていたところ、F君の説明によると、その家に住んでいる老婦人が野良猫にゴハンをやるので、ウワサを聞きつけて(?)集まった野良猫たちがなんと常に20匹くらいウロウロしているのだそう。

そんな中の1匹、ちょっぴりうちのピーチにも似た柄の細身の猫さん。
このコもF君らの家の敷地内にはみ出してきてた。^^
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やっぱり野良ちゃん...っぽい顔してるよね。 
このコに比べたらフワフワちゃんたちはいたってキレイで、まるで誰かに飼われてるようにさえ見える。
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ゴハンを貰ってるっていうから半野良といってもいいのかもしれないけれど...
なんていうか、それでも野生動物にも似通った精悍さがあるね。

ショーに出るような手入れの行き届いた猫さんはもちろんとっても美しいけれど...
私はこういうコもキレイだと思うの。今日を生きる...というたくましい生命力に溢れて見えるから。
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私は...野良猫というのはこの世には存在しなくていい生き物だと思っていた。
できることならすべての野良猫が里親に迎え入れられるべきであり、きちっとすべての個体が不妊手術を受け、ホームレス猫が1匹もいなくなるのが理想なのだとずっと思っていた。

けれど、「おかあちゃん」やフワフワちゃんらと接しているうちに、いろいろなことを考えるようになったと思う。

この世の中に必要ではない存在であるとか、繁殖する資格も権利もないのだとか、邪魔だから安楽死だとか、どうして人間という生き物が野良猫や野良犬に対してそんな決定権を持つべき存在であるべきなのか。

彼らにとって人間って何様?

...そう思うことも少なくない。
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野良猫や野良犬は大昔に人間が一度家畜化したのがまた人間に捨てられたり人間を離れていったりした結果なんだろうけど、野生動物は保護されたりしてるのに、誰にも飼育されてないというだけで彼らは世間の邪魔者扱いされている。
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もちろん、野良猫は可哀相...という意見はすごく理解できる。
街の中にやたらと野良猫が増えては困るというのも理解できる。
(結局「人間にとって」彼らの存在が「邪魔」だから...なんだけど。地球にとって、ではない)

確かに、家の中でヌクヌクと暮らしている飼い猫たちに比べたら、ホームレスで、しかも毎日どうやって食べ物を確保するか必死な野良猫たちは毎日毎日苦労してそうに見える。

けれど、動物が生きていくうえでの最終目標が、遺伝子を残していくことだとしたら...

病気になったら治療もしてもらえて、ワクチンも打ってもらえて、美味しいゴハンが毎日用意されていて、夏は涼しいところで、冬は暖かいところで、安全にたっぷりと眠ることができるけれど、本能であった繁殖能力を人工的に完全に奪われている猫たちと...

この世に生きる時間は短いかもしれないけれど、生き物として必死に子孫を残そうとし、それが可能である野良猫たちと、どちらが本当の意味で、生き物として幸せなのか、私にもよくわからなくなってくることがある。
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そもそも生き物とは、遺伝子を残した時点でその個体の役目は終わったということになる。
自分が生きる期間は短くてもいい、自分の遺伝子を残せさえすれば...


我々は遺伝子という名の利己的な存在を生き残らせるべく、盲目的にプログラムされたロボットなのだ。
(リチャード・ドーキンス著『利己的な遺伝子』)



飼い猫や飼い犬の繁殖能力を奪ってしまった人間は、その代わりに一つの個体をできるだけ健康に長生きさせてやることで、バランスを保っているのかもしれない。

野良猫たちを見ているとそんな風にいろいろなことを考えることもある。
特にこんな...野生動物と飼い猫の中間的存在のような野良猫を見かけると...ね。



そんな風に考えながら家に戻ったら...
ティーニーが鼻の頭にトイレ砂をつけてボーっとしていた。^^;

野良猫を見ていると、毎日必死に生きている...っていう感じがするけれど、オマエったら...呑気だね、ホント。
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(参考までに、我が家の猫はすべて不妊手術済みです。私が猫の不妊手術に否定的意見を持っているというわけでは決してありません)





Thank you for voting!
気高く美しく、そしてたくましい野良猫さんに...ポチっと応援ありがとう♥






★ありがとう★  

先日の再就職記事のコメントに、たくさんの励ましのメッセージをいただき、本当に感激しました。^^

ブログの更新は、私がよっぽど忙しくならない限り、これまでとあまり変わらないペースでしょう。
結局、私にとってもブログの更新そのものがストレス解消ですので...ね♪ ^^
しばらく更新しないとかえってストレスがたまりそうです。(笑)
みなさんのところにも癒しを求めてちょくちょく遊びに行きますので、楽しい記事、期待してますよ~♪ 

新しい仕事環境にちょっとドキドキもしていますが、みなさんの暖かいご声援を胸に、頑張ります!^^



ウィキペディアによる「利己的遺伝子」の解説は
こちら
Top▲ | by mari_ca | 2008-09-02 09:26 |

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