|
悪魔のゴルフコースとはまた、けったいなタイトルだけど...
デスバレーの観光名所の一つ、Devil's Golf Courseという場所である。^^ Badwaterと同じく、ここもまた、かつては塩水湖、今は塩の大地。 ただ、Badwaterと違うのは...ここの塩の結晶は、雄々しいというか、穏やかさの欠片もないということだ。 どうしてこんな形になるのかよくわからないけど... 内側が空洞になった、ドームのような形に塩が固まっている。 デビルズゴルフコースの塩の結晶は、地下300メートルの深さまで続いているといわれていたが 最近の研究では、場所によってはなんと地下2,700メートルにまで塩の結晶が達していると憶測されたらしい。 人間が乗ってみてもビクともしない、まるで岩のような、ガチガチの塩。 そんな頑丈な塩なのに、気温が高い日には、塩の結晶がパキンと割れる音がするという。 確かに耳を澄ますと...かすかにパキン、ピキンというような小さな音が聞こえる。^^ (この辺りは、たま~に通る車の音が遠くに聞こえる以外は、まったくの無音状態に近いので、小さな物音もよく聞こえる) ところどころにこんな穴が開いているんだけど、なんじゃこりゃ? 生き物が住んでるといった感じはしないけど、オモシロイ。 「だから『ゴルフコース』なんじゃないの?」とJがいう。 あ、なるほどね... ここは、塩の上を歩くときは気をつけないと危険...と、警告が書かれているほど、なんとも歩きにくい。 車を停められるようになっている場所から近くの範囲は、塩の尖り具合が比較的穏やかなんだけど、 少し歩いてみると、もう、ガキガキに尖ってて、触ってみると指が痛いくらい。 確かに、不注意からここで転んでひっくり返ったりしたら...グサっと刺さって大怪我しそう。^^; それにしても、ここを「Devil's Golfcourse」と名づけた人は、やっぱりゴルフが趣味だったのだろうか。^^ ...と思ったら、悪魔のゴルフコースとは、実は1934年にガイドブックに載せられた一文「ここでゴルフをプレーできるのは悪魔だけ」からつけられたと知った。 それにしても、まるでRPGにでも出てきそうな名前だなあ。(笑) この辺りには、「Devil's Cornfield(悪魔のトウモロコシ畑)」や「Devils Hole(悪魔の穴)」 「Devil's Racetrack(悪魔のレーストラック=競走場)」など、悪魔が登場する名前が多くて面白い。 ちなみに、このRacetrack、すご~~~く行ってみたいんだけど、オフロード仕様の車じゃないと無理な場所にあると聞いたので...4WDでもなんでもない、Jのカムリではちょっとね...ということで、いまだに未体験。 いつかSUVでもレンタカーして頑張るしかないか、ここは?^^; ⇒デスバレーのレーストラック・プラヤにてのミステリー:地上を這い回る岩 さて、悪魔のゴルフコースからやや北に向かったところにある、ゴールデンキャニオン。 こちらの名前は悪魔のゴルフコースとは打って変わって明るく、「黄金の渓谷」である。 サンドストーン(Sandstone)という、指で強く押せば砕けてしまうような、柔らかい地層が続く。 ちなみに、デスバレー、特にこのゴールデンキャニオン周辺は、 1977年に製作された映画「Star Wars」の撮影ロケ現場の一つであるらしい。 R2D2がジャワ族にしょっぴかれるシーンや、砂漠シーンいくつかがこの辺りで撮影されたという。^^ あ~なるほどね~。砂の惑星「タトゥーイン」だっけ?この辺りの景観、ぴったりって感じだもんね。 ↓↓↓ やっぱりマニアはこういう場所で、実際の撮影地を探したりしてるのか?と思ったら...案の定!(笑) 比較写真まで撮ってるマニアな?オタクな?人のサイトを発見。 いや~、スゴイね~。^^; デスバレーってものすごく広いのに、よく見つけたもんだわ、ホント。 ⇒The Star Wars in Death Valley サンドストーンは柔らかいから、高いところに登ると危ないぞー! この辺りはやっぱり何も生物は住んでいないような印象だけど... たくましく生きる植物が意外とポコポコ生えていたりする。 デスバレーというのは、バリバリに乾燥してはいるものの、実は水源があるところにはあるので そんなわずかばかりの湧き水や、年間降水量5センチという雨を頼りに生きている植物が生息している。 でもまあ、植物といっても地味なのが多いけどね、やっぱり。^^ 写真は、Desert Hollyと呼ばれる植物。 (学名:Atriplex hymenelytra、和名は...見つかりませんでした) 葉っぱが白っぽいので、青々とした植物と比べると、まるで枯れかけてるようにも見えるけど これは、太陽光を反射させるためにこんな色をしているのだそう。 生き物が少ない土地なので、昆虫に頼らず、風を利用して受粉することができるとか。 砂漠に適応して、こんな土地でも元気で生きられるよう、そういう風に進化してきたんだね。 ...ん? て、てんとう虫だ~~! バルコニーの植木に止まっていても、植物園で見かけてもそんなに感動しないてんとう虫だけど... デスバレーで見るとなぜかすご~~く感動~~~~! っていうか、いったいどこから来たものやら???? オアシスなんかもあることはあるから、そういうところで生まれて、ここまで飛んできたのかな。 サンドストーンの白っぽいベージュと、砂漠の植物の薄いモスグリーンと、雲一つない空の青色。 そんな中の、小さな赤いてんとう虫は、とても美しく、そして逞しく見えた。^^ ↑スターウォーズの一作目、なんだか久しぶりに観たくなっちゃったらポチっとありがとう♥ ★撮影場所★ Death Valley National Park California ⇒デスバレー国立公園について(日本語) ⇒Map Top▲ |
by mari_ca
| 2009-12-03 19:17
| Nature
Any use of these images on this site without permission is STRICTLY PROHIBITED. 当ブログ記事内の写真及びにイラスト(配布しているアイコンは除く)の無断複写・転載は固く禁じます。
|
★ごあいさつ★
どれか一つ↑
★NEWS...kinda★
★PROFILE★
★Rest in Peace★
★More to check out★
★猫アイコン製作★
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||