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ベランダに吊るしたフィーダーにハチドリがやってくることはすでに書いたが、最近そんなハチドリたちのあいだでフィーダーをめぐって争いがおこっている。
たまたま2羽のハチドリが同時にフィーダーにやってきた場合、必ず大ゲンカになるのである。 愛くるしい姿とは対照的に、ハチドリの鳴き声というのはヂッ!ヂッ!ヂッ!という地味なものなのだが、顔合わせした2羽はお互いにヂーッ!ヂーッ!ヂーッ!と大騒ぎしながら空中でケンカをはじめ...といってもほんの3~5秒程度のこぜりあいなのだが、やがて1羽がもう1羽をまるでミニサイズの戦闘機みたいにものすご勢いで追いかけていき、ついには追っ払ってしまう。 目の前で見ていた私はその迫力に唖然としていた。 目の前で、というのは、最近ハチドリたちは、私がベランダに出ているときも平気でネクターを飲みにくるから、である。 最初はやはり警戒したのか、私の頭上50cmくらいのところをブーンブーンと羽音をさせながら飛び回り、こっちをチェックしているようだった。 空中で停止した状態のまま羽をバタつかせることをホバリングというらしいが(ハチドリは1秒間に55回~80回羽ばたいているといわれる)、そんなときのハチドリの様子を説明するとこんな具合だ。 ①ホバリングしながら停止飛行を1秒。 ②ブゥゥゥゥンという羽音とともに空中での位置を自在に変える。1秒。 ...をくりかえし。 1、2、3、4...と秒を数えるタイミングでこの動きをくりかえし、頭から50cmのところあたりにとどまっていると思ってもらえればよい。 しかもこのあいだずっと、細い釘のようなクチバシはこちらにまっすぐ向けられたままだ。 まさか攻撃してきたりはしないだろうね...と、ちょっとだけ緊張。 片手の平にすっぽり入っちゃいそうなくらいちっこい身体のくせに態度はデカいんだなあ... ブンブンブンブン飛び回りながら「なんやお前? そこどけや!」とこっちに文句つけてるようで、それはまるでチビのチンピラ(死語?)がイキがってるみたいだ。 そんな風にハチドリたちに逆に観察されることが何度かあった。 どうやら数羽がこのフィーダーを定期的に利用しているらしく、今ではバルコニーで何かしている私のことを気にもせずにネクターを飲みにくる。最接近距離は目の前40cmくらいだろうか。 実はハチドリというのは、あの小さい身体のわりに大きな心臓を持っており、羽の力強さにそれがプラスされて、驚異的なホバリングを可能にしているのだという。 そういえばニワトリの心臓は小さくて臆病だから...という理由から、臆病者のことを「チキン」というが、それを聞いたそんな怖いもの知らずのハチドリは鼻で笑うかもしれない。だって文字通り「大きな心臓」の持ち主なのだから。 街中に住む鳥とはいえ、ハチドリだって野鳥である。 手を伸ばせば触れられそうなそんな近距離で、人間を怖がることもせず平気で食事をするハチドリの姿を見るのは、やはりそれなりに感動するものだ。 アパートの敷地内やバルコニーの植物の写真を撮って楽しめる季節。 猫や動物の写真はもちろんだけど、花や葉っぱも可愛いやね♪ 最後におデブな寝姿をサービス(?)... Top▲ |
by mari_ca
| 2007-05-16 11:53
| 鳥
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