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「グレイブ・ハンター」という言葉がある。
古くなって独特の雰囲気をかもし出すようになった墓石を見るために墓地めぐりをする人のことを指す場合もあるようだが、一般的には有名人の墓をひとめ見るために墓地めぐりを趣味とする人を意味することがほとんどだ。 単なるミーハー的な好奇心から、たまたまアパートのすぐ近くにある広大な墓地に埋葬されているということで、私と同居人Jはフェンダー・ギター社の創始者レオ・フェンダーの墓を探し当てるために墓地内を歩き回ったことがある。 ようやく見つけたとき、ギターおたくのJはそれなりに感動していたようだった。 そしてそんな体験以来グレイブ・ハンティングにちょっと目覚めてしまったのか、機会があればいつか訪れてみたいと思っていたのがここ。 そう、死後45年経つ今でもまだまだ永遠のセックスシンボルとしてトップの座を守り続ける、マリリン・モンローのお墓である。 場所はビバリーヒルズから車で15分くらい西に行ったあたり。 大通りからほんの半ブロック入ったところに、ひっそりと隠れるように入り口をのぞかせている Westwood Village Memorial Park Cemetery。 都会のエアポケットのような場所に隠されたような小さな墓地なので、実は最初は見のがしてしまったほどだ。 あれ? このあたりのはずなのに...?と近辺をグルグル回り、一旦車を停めて地図で再確認した後にやっとみつけることができた。 そしてお目当てのマリリンの眠る場所は... 続きは↓をクリックしてねぇん♥...とモンロー風に色っぽく♪ 墓地内での彼女の墓の場所はネットで確認していたのですぐにわかった。 ここは墓地そのものもどちらかといえば小ぢんまりしているのだが、彼女の墓も意外なまでに簡素で地味。 生前のモンローがどれだけ人気だったかを考えると、もっと華やかで派手な墓であってもおかしくないのになぁ...と思ったりもするのだけれど。 それにしても墓石、というか扉にあたる石の部分がキスマークだらけではないか! 記念に(?)とはいえ、墓石にブチュっとキスして帰る心境はいまいちわかりかねるのだが、こういうことをする人のほとんどが女性であると予想すると、もしかしてみんな「モンローみたいにセクシーになれますよーに♥」ってことでやってたりして? お色気祈願の神社じゃないんだからまったく... ここ、Westwood Village Memorial Parkには、モンロー以外の有名人も眠っている。 ということで、いくつか写真に収めてみた。 日本の墓地ではまず見ないであろう、真っ赤なバラで作られた派手な花輪の下に眠るのはコメディ俳優のRodney Dangerfield氏。 マリリンの眠る墓地、ということでもっと観光客にあふれているのかと思っていたのだが、実際には私たちがそこにいた1時間半くらいの間の訪問者はほんの数名だった。 それにしても一つ不思議に思ったことがあった。 マリリン・モンローというのは芸名であって、彼女の本名ではなかったというのは誰もが知っていることであるが、彼女の墓に刻まれているのはやはり「マリリン・モンロー」であって「ノーマ・ジーン・ベイカー」ではないのである。 没後もなお、マリリン・モンローという名のセックスシンボルであり続けることが世間から求められた唯一の彼女のアイデンティティであって、ノーマ・ジーンという普通の女性に戻ることは許されなかったのだろうか。 天国のモンロー本人はこのことについてどう思うだろう。 ←今回の内容が面白かったと思ったらクリックで一票入れてね♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2007-06-04 09:45
| Grave Hunting
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