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(今回の写真は記事の内容とは無関係です)
先日、投函しなければならない郵便物があった。 郵便局か近くのポストまで行ってもよかったのだが、たまたまアパートの集合郵便受けのところで配達にきていた郵便局員のかたを見かけたので、自分が持っていた封筒を差し出し、これを一緒に持っていってもらえるか聞いてみた。 「Would you mind taking this out-going mail with you please?」と頼むと 「Sure I would」とにこやかにいいつつ彼女は封筒を受け取ってくれた。 設問1:この会話における英語の間違いを指摘せよ。(Would you mindが丁寧な表現ではなく、とげとげしい嫌味な言い方...というのは除く。丁寧に言おうとしているか嫌味な言い方として使っているかは、会話の状況や内容から判断すべきであって、かならずしもこの言い方がとげとげしくなるとは限らないので) これは実際の会話であったのだが、こんなとき私の頭の中は中学時代にトリップしてしまう。 英語が得意な人ならすぐに気づいたかと思うのだが、 「Would you mind?」で依頼されたとき、「ハイ、いいですよ」と答えるのであれば、正しい英文は「No I wouldn't」や「Not at all」等が正しいと学校では習ったハズ。 でも実際のところ、こんな風に文法メチャクチャな英語を、ごく一般的なアメリカ人は非常によく使う。 「その言い方変じゃない?」などと指摘しようものなら(しないけど)、「え?なんで?」とポカンとした顔で聞き返される場合も少なくないだろう。 アメリカ人の英語は子供も大人もパーフェクトだろう...なんて思っちゃいけない。(昔の私はそう思っていた) 日本の中学・高校できちんと英語を勉強した日本人のほうが、文法においてはおそらく間違いのない、キレイな英文を作れるのではないか、とさえ思う。 たとえば日本の大学入試に出されるような英語の問題を、アメリカの平均的大学1年生にやらせてみたら、果たしてどれくらいが満点を取れるものか...(一人もいなかったりして) それは私の周囲に学歴や教養のないアメリカ人が多いのでは?という意見もあるかもしれないが、私が知っている限り、言語学でも専攻しない限り、大学を出ている人が単純に間違った英文を平気で話している場合が意外にあったのだ。 今日はちょっと堅い内容なので、興味のあるかただけ ↓をクリックして続きをどうぞ。^^ 英語なんて興味ない...というかた、まあ写真だけでも見てね♪
英語のネイティブスピーカーであるアメリカ人がこうなのだから、「自分の英語は完璧じゃない」と日本人が気にすることはまったくない。 とりあえず、知っている単語をつなぎつなぎして話してみれば、なんとか通じるものなのだ。 文法に関して言えば、英語をきちんと「科目」として勉強した日本人の英文法はかなり正確だと思うので、自信を持って大きな声で話してみればいいのである。 ところで日本人はよく「頭がいいとされている日本人は義務教育の3年も含めたいていは6年間も英語を勉強してきているというのになぜ英会話が非常に下手・苦手なのか」といわれているらしい。 まあ日常生活の中に英語が登場しないのだから、楽に習得できないのはしかたない...ともいえるのだが、日本人が英語で会話できない一番大きな理由は「相手の言っていることが聞き取れるようになる英語教育」を受けていないからである。 英会話では「話す能力」が重要視される場合も多いが、実は大切なのは「相手が何を言おうとしているのが聞き取ろうとする」ことのほうだと、個人的には考えている。 日本人と他の多くのアジア人(特に東南アジア人)との「英語力」の違いはここで、彼らは英語を聞き取る能力に非常に長けていて、それゆえ彼ら自身がどんなに強いアクセントの英語を話そうとも、それなりに英会話は成り立っている場合が多いように思う。 相手が何を言っているのかわかれば、後はイエス、ノーで会話を成立させることも十分可能。 だから英語を習得したいのであれば、普段使わないような単語を無理矢理頭の中に詰め込むよりも何よりも、まずは「聞き取る能力」を身につければいいだけだ。 相手の言うことが聞き取れるようになれば、あとはそれを自分で繰り返す練習をする。 そうすることで正しい発音を覚えることができる。 ではどうやって「聞き取る能力」を身につけるのか? それは簡単。歌詞カードを見ながら、気に入った洋楽を何十回でも聴きながら一緒に歌っていればイヤでも英語が聞き取れるようになるのである。^^ でも日本の英語教育は残念ながら「普段使わないような難しい英単語」と「アメリカ人も重視していない英文法」に重点が置かれている。 まあ受験英語...とはそういうものなのかもしれないが、世界でもっとも単純な語学の一つである英語(単純で簡単でなければ世界の英語人口はここまで多くならなかったはず)は、コツをつかめば実に簡単に覚えられるし、それはかつてその難解さゆえに「悪魔の言語」と呼ばれた日本語を習得することと比べたら非常に楽なハズなので、なんというか、なんだかもったいない。 ←内容はちょっとカタかったけれど、レトロ加工の写真は面白かったよ...と思ったらポチっと♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2007-10-10 07:30
| アメリカ人って...
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