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ザイオン国立公園での写真がたっくさんあるので、ぜひもうしばらくお付き合い願いたく思います。
流れる水の音、透き通るような空気、岩肌を照らす秋の太陽等を感じていただけたら幸いです。^^ グランドキャニオンは、渓谷の底でキャンプでもしない限り、あの雄大な景色を上から眺めるだけになる。 それはそれでまた素晴らしい風景なのではあるが、「自然をこの手に感じた」という感じではない。 それに比べるとここ、ザイオンは渓谷の底の部分を歩き回る感じになるので、自然がもっと身近に感じられるような気がする。 それにしても、はるか昔、長い長い年月をかけて水の流れがこの渓谷を作り上げたとは本当に驚きだ。気の遠くなる時間とはまさにこのことだろう。 こういう「水の流れを生かした」写真↓は、(調整機能がある場合に限られるが)シャッタースピードを遅くすれば誰にでも簡単に撮ることができる。 ただ、シャッタースピードが遅いということは「ブレやすくなる」ということでもあるので、カメラは固定したほうがいい。 三脚がない場合は、私がここでしたように岩の上にでもカメラを置いて、ブレないようにすればいいのである。^^ ザイオンにはハイキング用のトレイル(専用山道)がたくさんあるが、その中でも一番有名なのは「Zion Narrows」と呼ばれる断崖の谷底の沢を登るトレイルで、これはバージン・リバーという川の中をジャブジャブ歩いていく箇所もあり、制覇する場合はなんと往復13時間にもなる。 もちろんこんなハードコアなトレイルにチャレンジする気は最初からナイ!! ^^; 私たちが歩いたのは一番簡単なリバーサイド・トレイルで(苦笑)、往復1時間ほど。 まあ、あちこちで寄り道しながらのんびり歩いたので、2時間くらいかかったかもしれない。 このリバーサイド・トレイルの一番奥にあたる部分が、例のZion Narrowsの入り口だ。 Zion Narrowsへの入り口。ご覧の通り、ここは川を越えてさらに奥に行かなければならない。 実をいうと私たち、ほんの少しだけ行ってみようか...と思ったのであるが、靴と靴下を脱いで清流に足を入れたとたん「やっぱやめた...!」となった。 思ったより水は冷たく、まるで氷水に足を突っ込んでいるようなのだ。 しかも、流れはそれほど速くないものの、川の中ほどは膝下程度の深さはあるらしい。 ウォーターシューズのようなものは持ってないし、万が一途中でコケたりしたら、カメラはどうなるのだ?!(←それを考えた時点で私はすっかり辞退宣言) ここから先には幻想的とさえいえる素晴らしい光景が待っているのは知っている。 けれどこの川を渡ってさらに先に進む気にはなれなかった。 私はそこまでして写真を撮りたいわけでもないし、しかも今回の小旅行ではJが風邪気味なので、水の冷たさを考えるとやはりやめておいたほうがいいと思うのだ。 いつかまた、きちんと準備万端のときに再トライ...かなぁ(ホントか?)... ※私たちが足を踏み入れなかったZion Narrowsの美しい写真は こちらのサイトで見ることができます。 それにしてもほんの5分程度水の中にいただけなのに、足は冷たく麻痺しそう。 よくみんな(といってもここでUターンする人がほとんど)向こう岸に行けるなぁ... 小さな子供までも頑張ってるっていうのに、私たちって根性ないッス。^^; さて、断崖で知られるザイオンの典型的な岩肌の写真。 まずはこの写真をしばし見つめていただきたい。 この↑写真の中に人間が見えました~? え?見えない?じゃあほんの少し拡大... え?やっぱりそんなのどこにも見えない? ではマルで囲ってみましょう。^^; さらにズームアップ... 見えたかな? そう、ロッククライミングしてるのだ! カメラで最大までズーム、そしてそれをフォトショップで引き伸ばして(それを想定してかなり大きいサイズの写真を撮っておいた)、やっとこれくらいに見える。ちなみに肉眼でも見えることは見えるのだが、本当に豆粒ほどの大きさにしか見えない。 どう見たってほぼ垂直。しかも、最初の写真で察しがつくように、この岩壁、とんでもなくデカい。 いったいどうやって登るのだ?! 頂上まで行く気なのか?! そこからどうやって降りるのだ?! 時刻はすでに午後4時半。岩山に囲まれているので、あっという間に太陽が沈むだろう。 今日中に頂上に行くのはまず無理だよね?どこかでキャンプでもするの?でもどこで?? ロッククライミングに関する知識が皆無な私には、これほどの大自然にこれほどまでにして挑む人たちは、驚異的としかいいようがない。 さて、次回は紅葉写真と巨大なレッドストーンが横たわるほぼ無人エリアのお話を... ^^ ←ロッククライマーってクレイジー!!と思ったらポチっと♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2007-10-16 09:30
| Nature
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