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同じカリフォルニアでも北のほうに行けば違うらしいが、ロスアンゼルスやオレンジカウンティ、サンディエゴがある南部にはおよそ四季というものがない。
厳密に考えればあるのかもしれないが、地元の人の多くが、一年は「暑い夏」と「そんなに暑くない冬」とに分かれている...といった程度の認識を持っているくらいだと思う。 四季がないので、当然紅葉も見ない。 木々は一年中同じような色の葉をつけたまま、ボーっと立っている。 あちこちに生えているサボテン系植物やヤシの木も、当然ながら紅葉とは無関係だ。 だからこそ、ザイオン国立公園に行くとなったとき、キレイな紅葉が見られるのではないかと密かに期待していた。 それなのに、実際の公園内ではそれほどでもなく、ちょっとがっかり。 けれどそこから車にさらに東に向かうと...日本のように山全体の色が変わるなんて幻想的な光景には出会えなかったものの、ひっそりと葉の色を変えている木々を少々見ることはできた。 観光客で賑わうメインの公園内とは違い、この辺りに人はほとんどいない。 曲がりくねった山道のわきに車を停め、近くを徒歩で歩き回る。 丸い石がたくさんあり地面がヒビわれた場所があったので近づいてみた。 そこはどうやら本来は川であるらしい。 でも今は乾ききっていて、水はまったくない。 そのまま川底にあたる部分にそって歩いていくと、不思議な形の岩肌が顔を出した。 雨季になってもここまで川の水位があがるとは思えない。 大昔の激しい渓流がこの地形を作り出したのか。 大昔っていつ? 恐竜がいた頃? 人間がまだケモノのように生活していた頃? ザイオン公園の中の高い岩山も水によって作られたということだったけれど、こんな風にある意味芸術的な岩壁を水のエネルギーだけで作るには、いったいどのくらいの年月がかかるのだろうか。 それに比べたら人間の一生なんて、ホントにあっという間なんだろうな... と、山の中で一人哲学するワタシ...^^; そんな「大昔」にこの辺りに生きていた生き物たちも、これと同じ色をした紅葉を見ただろうか。 川底にはまるで南国のビーチにあるような白い砂が。 両手にすくってみると、意外にも粒子が細かくて、サラサラと指の間から流れ落ちていく。 こういう写真は無駄にしないで、レタッチしましょう♪ (って、他の写真も明暗度をちょっこっといじってあるんだけど...あ、バラしちゃった。^^;) こーんな風にね♪ さて、正統派写真ブログを気取ったあとは... ↓をクリックしてね。^^
おおおっ、なんじゃこりゃ~? 大きなツノを持った大きな鹿のような動物が、ざっと見回しただけで軽く20頭はいる。 ...トナカイ...??...なわけないか。 と思っていると目の前に看板が。 「エルク」という動物だそう。しかも餌やり自由!! ^^ ドキドキ...♪ しかも人間から餌を貰っているだけあって、このエルクたち、ものすごく「人慣れ」してるの。 体は馬ほどもある大型の鹿なんだけど(Jは図体がデカく190cm近くあるので、ヤツと比べるとエルクの大きさが想像つくかも...)、ゴルフボールくらいありそうな大きな黒目がちの目がすごく可愛い。^^ ヘラヘラしながらエルクたちを眺めていると、すぐそばにいたおそらくこちらも観光客の男性二人組が「キミもエルクに餌やってごらんよ」とニコニコと餌をおすそ分けしてくれた。 「こう手のひらを平らにして、ほら」 言われたとおりに餌(牧草か野菜のペレットだと思う)を乗せた手をやや恐る恐る差し出すと、まるで大きな大きな犬に手をペロペロ舐められてるみたい! 犬の舌よりも分厚い感じかなあ。なんだかくすぐったくて、ヒャヒャヒャ...と笑っちゃう! Jなんてもうとっくに餌を買ってて、エルクにモテモテ状態だし。 疲れたのでさっさと宿に帰ろうと思ってたのに...とんだ道草を食ってしまった。^^; でも私もJも動物大好きなので、こういうところは見逃せないのである。 宿へ向かう途中、運転していたJがふと言った。 「ああいうツノが頭からニョキニョキ生えてくるってさぁ、どんな感じなんだろ?重くないのかなぁ?」 ...さぁ...(そういうこと考えるのはきっとアナタくらいよ...) ところで...帰宅してからエルクとはいったい何ぞや?と調べてみたところ... 北米で「エルク」と呼ばれる動物(つまりここで見たエルクがそう)は、 日本語でいう「アメリカアカシカ(Cervus canadensis)」なのであるが、北米以外の土地で「エルク」というと、こちらは「ヘラジカ (Alces alces)」を指すとのこと。 では北米で「ヘラジカ」は何かというと、「ムース」と呼ばれているらしい。 なんだかややこしい話だなぁ...と思っていると、ウィキペディアに 「ヨーロッパのアカシカよりも大きなアメリカアカシカを北アメリカで初めて見たヨーロッパ人の探検家がこれをヘラジカの一種と誤解し、エルクと呼んだために北米では「エルク」という呼称が一般化した。」 や、ややこしい話である。^^; ←森の中の小鹿もいいけど、こっちも可愛いかも♪と思ったらポチっと♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2007-10-21 01:13
| Nature
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