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たった一泊の駆け足ザイオン小旅行。
時間とお金がたっぷりあったら、一週間くらいああいう大自然の中でノンビリしてみたい。 でもそんなの夢のまた夢。 まあ猫たちもいるし、所詮私たちには1泊程度が似合ってるのかも...^^; さて、オレンジカウンティ⇔ザイオンはラスベガスを通過する。 せっかくだし(何が?)往路とはちょっと違う道を通ってラスベガスまで戻ろうということになった。 ラスベガスのすぐ近くには高さ232メートル、幅379メートルというフーバー・ダムがあるのだが、そのフーバー・ダムの貯水湖が、レイク・ミード(ミード湖)である。 このミード湖沿いに、ハイウェイらしきものが地図で確認でき、しかもそのハイウェイは「シーニック・ドライブ」つまり景観が良い道らしい。 湖を横目に見ながらドライブできるのかなあ... よし、決まり! こっちのルートでラスベガスに戻ろう♪ 後になって知ったのだが、このミード湖は巨大な人工湖で全長185キロ、幅1.6キロ~12キロ。 湖の海岸線(海じゃないけど海岸線でいいのかな?)は885キロを超えるというとんでもない大きさだったのである。 おまけにシーニックドライブとあっても見えるのは岩山ばかり。 ミード湖なんてこのハイウェイから果てしなく遠いんじゃないの~? 走っても走っても何にも見えてこない... 湖を横目に走る予定だったのに... シーニックドライブといっても結局は岩山ばっかりだし、飽きてきた... するといきなり、湖まで行けるらしき場所の看板が。おまけにリゾートって書いてあるよ。 ...暇だし、行ってみるか。 ハーバーみたいなのがあって、ボートがたくさん。 そっか、個人のボートを所有している人たちがここにボートを置いていて、たまに遊びに来たりするわけね。 ま、私たち庶民とは無縁の世界だわ... おまけにリゾートとあるわりには人がいない。 夏休みの間はもっと混み合っているのかもしれないけれど、今はシーンとしてる。 水はキレイだったけど、意外にも暑くて「湖畔で涼みましょう」という感じではまったくない。 湖水に浮いているドックには、まるで「よろず屋」とでも呼びたくなるような小さな店がある。 店主らしきオジサンに、魚に餌をやったりすることはあるのかと訊ねると 「ああ、毎日毎日ポップコーンをた~っぷり喰わせてやってらぁ」との返事。 ポ、ポップコーン? ...魚に? ...マジで?? ちなみにこの魚たちはCarp(コイ)。 人工湖ってことだし、つまり後から放したんだよね? ここでもそういうことが起こるのか知らないが、体長150㎝にもなることもあるという。デカッ!! (Googleの画像検索でCarpと打ち込むと、とんでもない巨大魚を抱えた釣り人たちの姿が見つかります。^^;) Jが「こっちにすごくたくさんいるよ~!」というので行ってみた。 ゲッ!ホントにかなりの数が... しかもみんなパクパクパクパクと。 「落ちたらこっちが喰われそう~!」とJ。 ...ピラニアじゃないんだからそういうことはないと思うけど。^^; この魚の群れ、こっちがドックの上を移動すると、一緒に移動してくる。 ハーバー内での釣りは禁止、しかも毎日ポップコーンの食べ放題ときたら ここまで食い意地が張るようになるものわかる気が... さて、またドライブ開始!
ハイウェイからロータリーのようなものが突き出していて、そこに車を停められる。 ロータリーの入り口には「Redstone Picnic Area」と立て札が。 ...ピクニックエリア?? ...ピクニックテーブルもベンチもないここをピクニックエリアを呼んでしまうアメリカ人のピクニックのコンセプトって、なんていうか、スゴイかも? でもまあ、せっかくだしここでも寄り道してみよう。 ギギギギ...と妙な音を立てているのは、小さなバッタ。 チョロチョロと足元を走るのはトカゲ。 結構生き物がいるんだ... っていうか真面目な話、ガラガラヘビに遭遇しませんように...^^; この山は不思議な物質で出来ている。 小さな欠片を手にし、ギュッと握るとパラパラに砕けて砂のようになってしまうのだ。 それはまるで、かなりモロくなった軽石のよう。 こんなに大きな塊だけど、実はかなり柔らかい物質なのかもしれない。 「ねえねえ、この山柔らかいよ。あんまり登ると危ないよ」 そう忠告しても、面白がってJのヤツはどんどん上のほうに行っちゃうんですけど... 落とし穴みたいなのがあって、落ちて怪我しても知らんぞ。 人も滅多に通らないし、救急車なんか数時間かけないと来れないからね。 後で調べてみたところ、この赤い岩はレッドサンドストーンと呼ばれるものだとか。 驚くことに6,500万年前から2億5,000年前の間に、サンドストーンという名の示すとおり「砂粒」が寄り集まって岩となり形成されたものがコレらしい。赤い色は鉄分だそう。 握るとパラパラと崩れちゃったのも納得。だってもともと砂なんだから。 それにしても、6,500年前から2億5,000年前ってとんでもなく古い岩。 そんな気の遠くなるような昔から今の今まで、ここの岩山がこうしてここにたたずんでいるかと思うと、不思議な気分。 この赤い岩、地球という星の歴史の一部だったんだ。 「ねえねえ!巨大なウンチがあった~!あんなデッカいのする動物がこの辺を棲み処にしてたら怖いよ~!」 「えー?人間のじゃなくて?」 ...あれが人間のだったら、別の意味で怖いっつーの!!! この不思議な「ピクニックエリア」で30~40分ウロウロしていただろうか。 まだあちこち探索したい気持ちはあったけれど、そろそろ帰路につかないと。 ここからさらに1時間弱走って、やっとラスベガスに到着した。 太陽の光の下で見るラスベガスは寂れた遊園地みたい。 お腹が減ったのでべラジオ・ホテルでゴハンを食べ、腹ごなしにちょっとだけカジノのスロットマシーンで遊んでから帰ることにした。 ...20ドル負けた... 帰り道、針のような月と山の夕日がキレイだった。 車の中から、しかも薄暗かったせいで写真は撮れなかったけど 記憶を頼りに描いてみたら、こんなイラストになった。 ラスベガスから車で4時間弱。 ヘトヘトになって帰宅すると「どこ行ってたのぉ~?」と騒ぐ猫たちに出迎えられた。 小旅行は楽しいけれど、こうしてワガママ女王様たちとマザコン息子たちの顔を見るのが、やっぱり一番楽しい。^^ ダラダラと続けてしまったザイオン小旅行記にお付き合いくださった皆さま、どうもありがとう♪ ←そうそう、旅の楽しみは帰宅した瞬間にも十分あるよね...と同意したらポチっと♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2007-10-22 02:23
| Nature
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