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黒猫というのはどうも写真が撮りにくいのと、他の3匹の個性があまりにも強烈なのとで、ついブログには出番が少ないのがティーニーである。
全身の毛はもちろん、鼻もヒゲも肉球も真っ黒なカラス猫。 目を瞑っているときなんて、どこに目があるのかわかりゃしない。 猫のプロフィールを読んでくれてご存知の方もいるかと思うが、私自身とティーニーが一緒に暮らすようになって実はまだ一年もしていない。 去年の2月に私とJが同居を始めたとき以来の付き合いなので、私にとってはまだまだ未知の部分も多い猫なのだ。 一緒に生活するようになったばかりの頃、ティーニーにとって私はきっと「誰だか知らないけどいきなり猫3匹も連れてアタシと父ちゃんの家に入り込んできたオバサン」だったに違いない。 まあ以前からよく遊びに来ていたので彼女も私を知ってはいたものの、私自身が仔猫から育てた3匹と比べると、当たり前だがよそよそしさが感じられたものだ。 ティーニーはもともとはJの母親の猫だった。 まだほんの仔猫のときに、車通りの多い道路をたった1匹でウロウロしているところをJの母親の友人に保護され、連れてこられたJの実家でそのまま飼われることになった。 4匹目の猫としてティーニーを迎え入れたJの母親は大変な猫好きではあったものの、躾たるものをほとんどおこなっていなかった。 なのでティーニーも、人間が何か食べていれば自分も欲しいと必死になってねだり、甘咬みを知らないので人間の手を思い切り咬むような猫だった。 もちろん、まともに叱られたことだってほとんどなかったに違いない。 Jの母親が2年前にミズーリ州のセントルイスに引っ越すにあたって、ティーニーはJが引き取ったのだが、もちろんJ本人も彼女を躾けるという考えは持っていなかったらしい。 すでに仔猫でもないのに咬み癖は相変わらず酷くて、Jの手は無数の生キズだらけ... なんじゃこの甘やかされ放題の猫は...? 突然にして現れた新入り同居オバサンである私は、すでに5歳になっていたティーニーに私流の、そして彼女にとっての「初めての躾」を試みたのである。 (私流の...というのは、「このやり方だけが正しい」というわけではないため) ティーニーが初めて経験する躾は以下のようなものだった。
実は頭がよかったらしいティーニーは、私と同居開始から3ヶ月もすると、彼女にとっての初めての日本語である「ゴハン」という言葉を覚え、私の「ゴハン掛け声」に反応するようになった。 サリバン先生と出会ったヘレン・ケラーのごとくティーニーは、それからも私のルールにゆっくりながらも確実に慣れていき、同時に私に対しても心を開いてくれたらしい。 同居開始から11ヶ月。 最近では、「ゴハン!」の声を聞くと自分の持ち場にそそくさと向かい、そこにちんまり座っておとなしくゴハンを待っている。 オヤツもむやみに与えなくなったので超下半身デブだった体型も元に戻った。 もちろん人間の食事時に邪魔をすることも皆無。^^ 喜ばしいのは、数年間続いていた咬み癖がだいぶ改善されたこと。^^ 以前はちょっと撫でるとすぐにガジガジと本気咬みしてきて困ったのだが、今ではじっと目を閉じて撫でられるままになっているし、なんと絶対不可能といわれていた彼女の爪切りまで、なんとか私にさせてくれるようになったのである! (ただし父ちゃんであるJの手はいまだにバリバリ咬む...ナメられてんのか、ヤツは?笑) そして、Jにも抱っこされるのを嫌ったティーニーが、最近ではなんと私の肩にその黒い顔をちょこんと乗せる形で、つまり赤ちゃんにゲップをさせるときのようなカッコでおとなしくしているのである。 これは極端な抱っこ嫌いだった彼女しか知らないJにはかなりの驚きだったらしく、最初にその光景を見たとき、なんと電話で母親に報告していたほどだった。 そんな様子はおかしく面白く、「自分が抱っこすると暴れ出すのになんで???」と嫉妬しているJを見るのもまた快感...と思うイジワルな私なのであった。^^ ←ティーニーも彼女なりに心を開いてくれたんだねぇ...と思ったらポチっと♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2008-01-08 01:00
| 猫
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