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先日紹介したバンブルビーを見かけた日、同じ植物園内では...
数種類の蝶がヒラヒラと舞っていた。^^ 私は子供のころ...というか高校生になっても続けていたのだけれど... (オタクなニオイがぷんぷん...^^;) 家の裏に生えていた山椒の木に産み付けられたキアゲハの小さな幼虫を捕まえてきては、母親に「女の子がイモムシなんて飼ってもう...」と眉をひそめられながらも、蝶になるまで世話をするのを楽しんでいた。 コロコロした幼虫が貪欲に餌(もちろん私が調達してくる山椒の葉)を食べ続け やがてプラスチックのケースの片隅でサナギになり、そして殻を破って蝶が出てくる。 サナギの中でどんな変化がおきているのか...あの太ったイモムシがどうしてあんなに美しい蝶になるのか...何度観察しても飽きなかった。 そんな子供時代を送ったということもあり、今でも蝶を見ると写真を撮らずにはいられない。 とはいっても、飛んでる蝶の撮影は難しいので...花に止まってるときの写真ばっかりだけどね。 これ↑↓は、Painted Ladyと呼ばれる蝶。 タテハ蝶の一種で、南極大陸を除く世界中で、ごく普通に見かけるという。 こちらの黄色いのは↓...(おそらく)Cloudless Sulphurという蝶。 和名はあるのかな...とネットで探していたら、「ワタリオオキチョウ」と出てきた。 ワタリって渡り? この蝶も渡り蝶なの? 渡り蝶といえば...やっぱり私が大好きなMonarch(モナーク/和名:オオカバマダラ)でしょう♪ ^^ 手前にいるのがMonarch、後方に見えるのはPainted Ladyね。 この2種の蝶は色合いが似ているので、遠目に見ると間違えやすいかもしれない。 けれど、モナークは飛び方が独特なので、飛んでいる様子を見るとすぐに区別がつく。 普通の蝶がヒラヒラヒラヒラ...とせわしなく舞い続けるのに対し、モナークたちはその大きな羽で風をキャッチして、グライダーのようにと飛ぶことができるのだ。 飛んでいるモナークをよく観察していると、もちろんヒラヒラといった蝶らしい羽ばたきも見せるものの、その合間に、あたかも風に乗った紙飛行機のようなスイ~ッスイ~ッという動きも頻繁に見られるのである。 その様子は優雅としか形容のしようがなく... Monarch=「君主」の名前がつけられたのも十分に理解できるというものだ。 ここで見かけたモナークたちの中には、羽がボロボロになった個体もいくつかいた。 以前、数千キロを旅するモナークのことを書いたことがあるのだけれど... このコもそんな長旅をしてここにやってきたのかなあ。 そのせいで羽がこんなに痛んでいるのかもしれない。 雨が降ったり、強い風が吹いたり...やっぱり「渡り」って大変なはず。 小さな蝶が、数千キロを、いったいどんなふうに旅して、ここにたどり着いたんだろう... (ちなみにモナークは毒性の強い植物「Milkweed」を食べて幼虫時代を過ごすので、蝶になっても非常に「不味い」とかで、鳥に狙われることは少ない=一度でもモナークを食べようとした鳥はその苦味に苦しんだ記憶を持つので二度と襲わないため) 傷一つない羽を持つ蝶も美しいけれど... 私はこんなボロボロになってしまった羽のモナークも大好きだ。 それは、儚げでデリケートな生き物としてだけの蝶ではなく、 一つの個体が数千キロをも飛ぶ、強さと美しさの両方を持ち合わせた渡り蝶としてのたくましさの象徴が、その痛んだ羽で優雅に飛ぶ彼らの姿だと思うから。^^ ※不思議な生態を持つモナーク蝶の渡りや集団越冬については、過去記事で見られます。 この力強く美しい蝶に興味を抱かれたかたは、ぜひこちらもご覧になってみてください。^^ ⇒数千キロを旅する蝶 オオカバマダラの越冬地 ↑美しいだけじゃない!たくましいモナークたちにポチっと応援ありがとう♥ Top▲ |
by mari_ca
| 2008-10-05 16:36
| Nature
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